8月 夏の思い出・・・こんなとこにも猫が・・・

9年まえの8月でした。

娘とスーパーへお買い物に行き駐車場で車を停めようとしたところ

子ねこの鳴き声が・・・ふと前を見ると黒くて小さいのがヨタヨタしているのを見る。

すぐさ車を降りて近くによると 黒猫の赤ちゃんだ。

 こんな 炎天下になんで!!こんなところに子ねこがいるの???

周りを見回すと車が結構な数停車しているが、人影は無し。

親猫の姿もなく、飼い主らしい人も見当たらず・・・

 こんなところに子ねこを置き去りにするなんて!!

 

躊躇していると、子ねこはわたしの車に下へもぐりこんでしまった。

 

 「わ、どうしよう~出てきて~~」と困っていると

少し離れたところに駐車していた車から見知らぬ男性が降りてきた。

無言で近づき、私の車の下にかがみこんで子ねこを取り出すと

また、無言で子ねこを娘に差し出したのだ。

 「は?・・・」「え?・・・ありがとう」

なぜかとっさに答えてしまった娘の腕の中に子ねこは居た。

そのまま無言でそそくさと立ち去る男。

「え~~~~~」

8月のアスファルトは照り返しでかなり高温になっている、駐車場では車にはねられかねないのに、よく無事だったものだ。

いちど抱いてしまったちび猫を置き去りにもできず

帰りに動物病院で検査してもらい、健康状態に問題はなかったので自宅へ連れ帰った。

 

でも、うちにはすでに猫がいるのだ。

夫は飼うことを反対するだろうな・・・と思いつつ

新しい飼い主が見つかるまでの間だけとの名目で保護することにした。

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拾われてきたばかりの頃 足がひょろ長くてふらふらしながら歩いていた

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  「もう 捨てにゃいで」と言ってるのかな・・・

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人懐こくて かわいい黒ちびちゃんの男の子

最初のうちはケージで過ごした。

徐々に先住ネコ(おねえさん)と慣れていくようにしていた。

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 しばらくすると、すっかり慣れて甘えるようになった。

しま姉さまも子供のようにかわいがり、熱心に子育てした。

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すっかり仲良し!

当然のように新しい飼い主は見つからず、我が家の息子になったのだ。

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細身のイケメンだったけど・・・

今では

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こんなに大きくなってる。

 

しま姉さまはじめ家族に甘やかされて育ったので、気が弱くて甘えんぼ

うっかり外へ出てしまっても怖いからすぐ帰ってくる。車の音には超ビビり

来客があると、一目散に2階へ駆けあがり隅っこで隠れている始末。

 

 べたべたされるのが嫌いなお姉さま猫には時々しばかれているので

適度な距離を保ちつつ、私にはべったりの黒猫君

虫も捕れない気のやさしさがあり 何の役にも立たないけれど

穏やかで優しい 癒し系の男子です。