花火

今週のお題「夏うた」

わたしが思い出の夏唄と言えば山崎まさよしさんの「花火」です。

 

 きらめいた季節の終わり 思い出は揺れていました

 置いてけぼりの約束が ひりひりと胸にしみます・・・

 

といった歌詞ではじまります。

 この歌を初めて聞いたのは、10年前の四国阿南で行われた山崎まさよしさんのライブでした。 郷愁を誘う歌声が まさに胸にしみました。

昔の恋を懐かしむ歌なのかなと思っていたのですが、これは彼のおじいさんを思って作られた歌だと先日の某番組に出演されたときにお話しされていました。

 

 彼のおじいさんは戦争中に海軍の航空隊に所属され、特攻隊になる若い兵士を教える教官であったそうです。最後は自分も戦場へ飛び立ち還らぬ人となったとのこと

ただ、戦死した事実だけが伝えられたと話しておられました。

 

 そのおじいさんを思って作られた歌と知り、「花火」を聴くと

戦争に翻弄された青春を過ごさねばならなかった人たちのことを どんなに名残惜しく

無念であったことかと想像するのです。

 

 歌の後半は 

 

 鮮やかに咲き誇り いずれ終わる花火は

 喜びも悲しみも瞼に焼き付けていく

 若いあの日の過ちも 去っていった人の夢も

 静かに眠りにつくように 

 

 

そしてもうすぐ 8月15日 終戦の日です。

 

今年は花火大会も盆踊りもありません。五山送り火(京都)も縮小されるとのこと

盆踊りは先祖を供養してもてなす祭り事だそうだけど

コロナで何もかも行事が中止になり さぞやご先祖様たちもがっかりしていることでしょう。

 

来年はみんなで花火大会観られるといいですね・・・