イリオモテヤマネコの血筋かもしれない

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じっと草の中でこちらをみているが

近づいては来ない。首輪をしていなかったらほぼ山猫だ。

 

午後3時頃トイレのドアが少し開いていたらしく(犯人は夫)窓から脱走した模様

付近を捜索するが姿見えず、山に入ったようである。夜10時を過ぎてようやく姿を見せた。

 ここ数日、寝てばかりいて食事量も少なく排泄も減っていた。13歳だし弱ってきたかも 病院へ連れて行こうと相談していた矢先である。

野生を残しているタイプの猫は死期が近づくと住処からひっそりと姿を消し

人の目が触れないところに姿を隠す、と言われている。

人と親しくし心を許しあっていると人間側は思っているのだけど、最後は一人。

自分の身は自分で始末を着けるのだと言う気高さが猫にはある。

 もうこのまま家には帰ってこないつもりなのか、もう会えないのか・・・と心配していたところ

裏庭に出たところで姿を見せた。(田舎なので裏は山になっています)

呼んでも来ない、じっとこちらを見据えている。

「帰りたくないの?お腹減らないの?」と好物のチュールを見せたところ

少し反応する。2,3歩近づいてチュールをなめだしたところを捕獲。

やはりお腹がすいていたようだ、カリカリを食べた後はトイレで排泄も・・・

からだ中についた泥やゴミをお風呂で落としてほっと一息。

今朝はまたいつもどおり飼い猫の顔をして寝ているが

 いつの日か山に還っていく日が来るのでは、と思うと哀しくなる。